11月25日金曜日。夕方からの外来は代診になります。
あらかじめご了承ください。
・このたびPRP療法の承認がおりました。第2種(変形性関節症に対する関節内注入)第3種(創傷治癒を目的としたPRPの関節外投与)
とも認可されています。
第2種は 変形性膝関節症でどうしてもヒアルロン酸の関節注射や様々な保存方法で満足の行く結果が得られす
でも手術まではなかなか決心がつかない、または手術だけはどうしても嫌だ、といった方に適応のある治療法です。
第3種は 有名なところでは肘の内側(尺側)の靭帯損傷で、手術には踏み切らずにPRP療法で復帰するといったことが行われていますが
靭帯損傷、肉離れ(筋断裂)、テニス肘、アキレス腱障害などなかなか保存的に治りにくい疾患の早期治癒を目的に使われます。
・PRP療法をご希望の方は、自費診療になります。(税込み198000円)
まずご来院いただき、適応があるかどうかの判断、そのために必要な検査(ここまでは保険診療になります)
を行い、十分にご納得いただいてからの治療になります。実際の治療は別の日に予約を取ってきていただきます。
まず採血を致します、27ml採血し、それを遠心分離機にかけます。
当院ではDePUuy Synthes 社の PEAKというシステムを使用します。
現在もっとも血小板の濃縮率が高いシステムです。(約7倍)
参考動画 https://youtu.be/lack5J9p_14
ここでできた3mlのPRP(多血小板血漿)を関節内(第2種)患部(第3種)
に注入します。
安全性 自分の血液から取った成分で無菌的に作成しますので、害の少ない治療と言えるでしょう。
しかし注射当日から3日ぐらい、関節の痛みや晴れた感じ、動かしにくさを感じる方が多いです。
これには個人差があります。
どのくらいで効果が出ますか? 膝関節の場合、2週間から4週間ぐらいで効果を感じるようになります。
これは永久的に続くものではありません。
肉離れなどは非常に早期から効果が現れ、治癒期間の短縮が期待できます。
ただ、熱発されるかた、しばらく非常に痛い方もおられます。これはPRPの正常な反応です。
時間はどのくらいかかりますか? 採血してずべて終わるのに15分くらいです。
いずれにしても100%の効果をお約束できる治療法ではありません。
特に膝の変形性関節症では、保存的治療をやっても満足できないが、手術は受けたくない方におすすめできる治療法です。
わからないことはいつでも診察の際お聞きください。
拡散型圧力波を用いた治療について
拡散型体外衝撃波とは?
圧力波を用いた日本ではまだ比較的新しい治療法です。ヨーロッパを中心に普及したこの治療法は、海外では腱付着部炎などの多くの疼痛疾患の除痛を目的とした治療に用いられています。低侵襲な治療法としてスポーツ選手にも広く選ばれています。
対象となる疾患は?
日本国内では消炎鎮痛等処置に対し、保険が適用されています。
下記に使用例の一部を記載します。
考えられる有害事象は?
以下の有害事象が考えられますが、これらは通常数日で軽減します。
次回の治療の開始時にこれらが消失していることを確認してください。
治療の流れについて
※施設の治療方針によって多少異なります。
治療回数と治療期間の目安は?
通常2〜3セッションおこないます。
1回の治療時間は約10〜15分です。一定の期間を空けて、複数回の照射を行います。
※症例や患部の状態により治療回数や治療期間は多少異なります。
費用は?
集積型体外衝撃波は保険が適用されず、自費診療となっていましたが、当院採用の拡散型体外衝撃波は
保険が適用され費用はリハビリの中に含まれます。
夏休み期間中(8月末まで)はどうしても午前中に集中されます。
特に11時以降に混みがちで、ひどい時は急患以外をお断りしなければならなくなります。
夕方の診察をおすすめします。