10月 27

PRP療法とは

PRP(多血小板血漿)療法とは、血液中の成分“血小板”に含まれる成長因子等を利用した再生医療です。PRP中の成長因子等の作用により、疾患のある部位の細胞を活性化し、患者様自身の治癒能力を高めます。変形性膝関節症などの変形疾患に特徴的な“慢性的な炎症状態”ではタンパク質や細胞の働きに異常をきたしており、PRP中の成長因子等の作用により改善を導くことが期待されています。スポーツ活動を行っている方の“早期復帰”や“難治性の症状の改善”も導くことが期待されています。まだ新しい治療のため、保険診療としては認められておらず自費診療になりますが、採血当日治療を受けられ、一般的な保存療法で改善しなかった痛みが改善されたとの報告もあることから、今後の発展が期待されている治療です。

・このたびPRP療法の承認がおりました。第2種(変形性関節症に対する関節内注入)第3種(創傷治癒を目的としたPRPの関節外投与)

とも認可されています。

第2種は 変形性膝関節症でどうしてもヒアルロン酸の関節注射や様々な保存方法で満足の行く結果が得られす

でも手術まではなかなか決心がつかない、または手術だけはどうしても嫌だ、といった方に適応のある治療法です。

第3種は 有名なところでは肘の内側(尺側)の靭帯損傷で、手術には踏み切らずにPRP療法で復帰するといったことが行われていますが

靭帯損傷、肉離れ(筋断裂)、テニス肘、アキレス腱障害などなかなか保存的に治りにくい疾患の早期治癒を目的に使われます。
・PRP療法をご希望の方は、自費診療になります。(税込み198000円)

まずご来院いただき、適応があるかどうかの判断、そのために必要な検査(ここまでは保険診療になります)

を行い、十分にご納得いただいてからの治療になります。実際の治療は別の日に予約を取ってきていただきます。

PRP療法の治療の流れ

まず採血を致します、27ml採血し、それを遠心分離機にかけます。

当院ではDePUuy Synthes 社の PEAKというシステムを使用します。

現在もっとも血小板の濃縮率が高いシステムです。(約7倍)

参考動画  https://youtu.be/lack5J9p_14

ここでできた3mlのPRP(多血小板血漿)を関節内(第2種)患部(第3種)

に注入します。

PRP療法での質問

安全性  自分の血液から取った成分で無菌的に作成しますので、害の少ない治療と言えるでしょう。

しかし注射当日から3日ぐらい、関節の痛みや晴れた感じ、動かしにくさを感じる方が多いです。

これには個人差があります。

 

どのくらいで効果が出ますか?  膝関節の場合、2週間から4週間ぐらいで効果を感じるようになります。

これは永久的に続くものではありません。

肉離れなどは非常に早期から効果が現れ、治癒期間の短縮が期待できます。

ただ、熱発されるかた、しばらく非常に痛い方もおられます。これはPRPの正常な反応です。

時間はどのくらいかかりますか?  採血してずべて終わるのに15分くらいです。

 

いずれにしても100%の効果をお約束できる治療法ではありません。

特に膝の変形性関節症では、保存的治療をやっても満足できないが、手術は受けたくない方におすすめできる治療法です。

わからないことはいつでも診察の際お聞きください。


10月 27

拡散型圧力波を用いた治療について

拡散型体外衝撃波とは?

圧力波を用いた日本ではまだ比較的新しい治療法です。ヨーロッパを中心に普及したこの治療法は、海外では腱付着部炎などの多くの疼痛疾患の除痛を目的とした治療に用いられています。低侵襲な治療法としてスポーツ選手にも広く選ばれています。

対象となる疾患は?

日本国内では消炎鎮痛等処置に対し、保険が適用されています。
下記に使用例の一部を記載します。

  • ・アキレス腱炎
  • ・足底腱膜炎
  • ・中足骨痛症
  • ・脛骨過労性骨膜炎 シンスプリント
  • ・膝蓋腱炎
  • ・転子部腱障害
  • ・石灰性腱炎
  • ・上腕骨外側/内側上顆炎
  • ・トリガーポイント治療

考えられる有害事象は?

以下の有害事象が考えられますが、これらは通常数日で軽減します。

  • ・腫脹、発赤、血腫
  • ・点状出血
  • ・疼痛

次回の治療の開始時にこれらが消失していることを確認してください。

治療の流れについて

  • (1)セッティング(照射部位により体位が異なります。)
  • (2)疼痛症状、詳細な病歴の確認をします。
  • (3)触診によって痛みの部位を特定します。
  • (4)低レベルの照射から開始し、反応を見ながら徐々に出力を上げます。
  • (5)目的とするショット数に達したら終了します。

※施設の治療方針によって多少異なります。

治療回数と治療期間の目安は?

通常2〜3セッションおこないます。
1回の治療時間は約10〜15分です。一定の期間を空けて、複数回の照射を行います。

※症例や患部の状態により治療回数や治療期間は多少異なります。

費用は?

集積型体外衝撃波は保険が適用されず、自費診療となっていましたが、当院採用の拡散型体外衝撃波は

保険が適用され費用はリハビリの中に含まれます。

 

10月 27

当院は第5土曜日は休診です
10月29日土曜日は休診ですよろしくお願いします。

8月 11

夏休み期間中(8月末まで)はどうしても午前中に集中されます。
特に11時以降に混みがちで、ひどい時は急患以外をお断りしなければならなくなります。
夕方の診察をおすすめします。

7月 29

7月30日は第5土曜日ですが、8月に夏期休診があるので診療いたします。

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